建築面積についてまとめてみた
二級建築士試験でも出題されている建築面積について、5つの例題を作成しながらまとめてみました。
法令
- 建築基準法施行令 第2条第1項第2号
参考文献
- 二級建築士試験「学科の試験」 過去問(平成22年度~令和6年度)
- 二級建築士試験「設計製図の試験」 過去問(平成25年度~令和6年度)
- 岩波書店 建築学用語辞典 第2版 日本建築学会編
- 成美堂出版 詳解'17年版 2級建築士 過去7年問題集
建築面積とは
建築物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積。地盤面上1m以下の地階部分と奥行1m以下の庇などを除く。
二級建築士の学科試験での出題傾向
選択肢から正しい建築面積を選ぶ問題が、過去に何度か出題されています。
令和 5年 〇
令和 4年 〇
令和 3年 ×
令和 2年 ×
令和 1年 ×
平成30年 〇
平成29年 〇
平成28年 ×
平成27年 ×
平成26年 ×
平成25年 ×
平成24年 〇
平成23年 〇
平成22年 〇
二級建築士の製図試験での出題傾向
製図試験の場合は、自分で作成した平面図の建築面積を算出することになります。
令和 5年 〇
令和 4年 〇
令和 3年 〇
令和 2年 〇
令和 1年 〇
平成30年 〇
平成29年 〇
平成28年 〇
平成27年 〇
平成26年 〇
平成25年 〇
練習問題1.木造の単純な例
図のような建築物の建築面積を計算しましょう。(断面図の屋根は省略しています)
1階と2階が同じ面積なので、単純に横×縦の計算です。
5.46m × 3.64m = 19.87㎡(小数点第3位以下切り捨て)
大事なのは、外壁からの中心線からの距離であるということです。
RC造でも同様に、外壁からの中心線で囲まれた面積の計算になります。
6.00m × 4.00m = 24.00㎡
練習問題2.2階部分がせり出している
図のような建築物の建築面積を計算しましょう。
2階部分が1階部分よりせり出している場合は、2階部分の水平投影面積が建築面積となります。
5.46m × 3.64m = 19.87㎡(小数点第3位以下切り捨て)
練習問題3.庇がある
図のように庇がある場合の建築面積を計算しましょう。(1階平面図と断面図は省略)
外壁の中心線から奥行1m以下の庇がある場合、建築面積には含まれません。
5.00m × 4.00m = 20.00㎡
図のように1mを超える庇がある場合の建築面積を計算しましょう。
外壁の中心線から奥行1m超の庇がある場合、その先端から1m後退したラインで囲まれた面積が建築面積に含まれます。
5.00m × 4.00m + (1.50m - 1.00m) × 2.00m = 21.00㎡
練習問題4.バルコニーがある
図のようにバルコニーがある場合の建築面積を計算しましょう。
庇があるときと同様に、奥行1m以下のバルコニーは建築面積に含まれません。
4.55m × 3.64m = 16.56(小数点第3位以下切り捨て)
重要なのは、バルコニーの先端の壁の中心線から1mではなく、バルコニーの先端から1mだということです。
製図試験時に、バルコニーを建築面積に含めないようにするには、バルコニーの先端までを1m以内に収めて描く必要があります。
図のように1mを超えるバルコニーがある場合の建築面積を計算しましょう。
庇があるときと同様に、外壁の中心線から奥行1m超のバルコニーがある場合、その先端から1m後退したラインで囲まれた面積が建築面積に含まれます。
5.00m × 4.00m + 5.00m × (1.50m - 1.00m) = 22.50㎡
練習問題5.地階がある
図のように地階がある場合の建築面積を計算しましょう。
地盤面上1m以下の地階部分は、建築面積に含まれません。
5.00m × 4.00m = 20.00㎡
図のように地盤面上1.2mの地階がある場合の建築面積を計算しましょう。
地盤面上1m超の地階部分は、建築面積に含まれます。
7.00m × 4.00m = 28.00㎡
整理して考えよう
複雑な建築物になるほど、計算間違いが起きてしまうので、一つ一つ整理して考えていきましょう。



















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